市民社会川柳
(2023)
「笑い」「風刺」は昔から市民の武器でした。
市民社会のあれこれを、市民が楽しく詠んでいきます。











51 子が巣立ちいつもの夕食クリスマス(作 松井真理子 代表)2023.12.25
     チキンも生クリームたっぷりのケーキも、高齢者ばかりになると縁遠くなります。

50 NPOも倣おうパー券寄付集め(作 松井真理子 代表)2023.12.18
     自民党のパーティー券裏金問題はますます広がっています。お金が要るのは政党だけではなく、NPOこそ必要ですから、このパーティー
      券方式(実際にNPOを紹介するパーティーを開く)をやってみようかと思います。

49 安倍死して遂に派閥も崩壊す(作 松井真理子 代表)2023.12.11
     安倍派狙い撃ちのパー券裏金問題で、派閥は崩壊状態に。わが世の春だった派閥が死後たった1年あまりでこんなことになるとは・・


48 軍隊は人殺しても許される(作 松井真理子 代表)2023.12.4
     束の間の休戦もまた再開。毎日死者の数が増えていきます。イスラエルはハマス壊滅までまだまだ続けるようですが、アメリカはじめ
      日本を含む先進諸国は、これを止めることや批判することもなくただ見ています。


47 野菜安農家ため息秋の空(作 松井真理子 代表)2023.11.27
     最近スーパーに行くと野菜が安くなっています。ありがたいですが農家の方々はやって行けるのかと心配になります。


46 B1ができる幸せ秋の空(作 松井真理子 代表)2023.11.20
     この週末はB1(東海・北陸)が四日市であり、20万人もの人が集まりました。コロナの集団免疫もでき、とりあえず平和な日本で、
      秋空の下、たくさんの人が楽しめてよかったです。


45 G7会談の間にも増える死者(作 松井真理子 代表)2023.11.13
     今年は日本がG7の担当国で、イスラエルとパレスチナの戦争への対応を協議する外相会議が日本で開催されました。
      上川外務大臣にとっては晴れ舞台で、他の外相も談笑していましたが、パレスチナの人たちにとっては一刻も早く止めてほしいはずです。


44 減税より増税しないと言ってほし(作 松井真理子 代表)2023.11.6
     4万円の定額減税を言いはじめた岸田首相ですが、内閣支持率はますます下がっています。増税の前の4万円は逆に腹が立ちます。


43 ジェノサイドされた側からする側へ(作 松井真理子 代表)2023.10.30
     イスラエルのガザ地区への攻撃は、子どもた民間人を何千人と殺害しています。かつてナチスからの悲惨な迫害を受けた経験を持つ
      民族でありながら、どうしてこんなことができるのだろうと思います。


42 パレスチナへトラックの列人の道(作 松井真理子 代表)2023.10.23
     イスラエルからの爆撃で負傷したり物資のないガザの人たち。エジプト国境にずらりと並ぶ大型のトラックは、人のあたたかさを感じます。


41 貯蓄から投資あとは自己責任(作 松井真理子 代表)2023.10.16
     2022年市民社会川柳ベスト10


40 ウラジミルと呼んで招いた日もあった(作 松井真理子 代表)2023.10.9
     2022年市民社会川柳ベスト10


39 多機能を買ったが使うは一機能(作 吉武三和子 市民研究員)2023.10.2
     2022年市民社会川柳ベスト10


38 伊勢に住みインドネシアのエビを食べ(作 吉武三和子 市民研究員)2023.9.25
     2022年市民社会川柳ベスト10


37 コロナ後の道まであふれる立ち飲み屋(作 松井真理子 代表)2023.9.18
     2021年12月6日


36 「貯蓄から投資」後は自己責任(作 松井真理子 代表)2023.9.4
     2022年市民社会川柳ベスト10


35 赤信号まじめに守る保育園(作 吉武三和子 市民研究員)2023.8.28
     2021年10月25日


34 アスリートのファイトも萎む無観客(作 吉武三和子 市民研究員)2023.8.21
     2021年7月12日


33 聖火リレー盛り上がらない無観客(作 松井真理子 代表)2023.8.14
     2021年3月22日。


32 マスクして目だけ化粧の安上り(作 松井真理子 代表)2023.8.7
     2020年8月20日。


31 安倍首相アベノマスクで名を残し(作 松井真理子 代表)2023.7.31
     2020年5月25日。


30 90歳「80に見える」がほめ言葉(作 吉武三和子 市民研究員)2023.7.24
     2020年1月21日


29 大あくびマスクがカバー会議中(作 吉武三和子 市民研究員)2023.7.17
     2020年12月30日


28 食品ロス減らして肥満体になり(作 吉武三和子 市民研究員)2023.7.10
     2019年11月2日


27 「いじめダメ」職員室に貼るポスター(作 松井真理子 代表)2023.7.3
     2019年10月11日。
神戸の小学校での先生による先生いじめ。子どもが作る防止標語やポスターは職員室に必要です。

26 二千万ない庶民にもある選挙権(作 坂東行和 顧問)2023.6.26
     2019年7月3日。金融庁報告書は「老後は年金だけでは不足。30年で2000万円貯蓄が必要」と言うけど、庶民にはムリな話。しかし選挙に
      行くのは
ムリじゃない。失政を改め、「マクロ経済スライド」を廃止して「減らない年金」制を創る新たな政府が出来れば、不安は忽ち解消しますぜ。


25 「令和」より「万和」がいいとまだ思う(作 松井真理子 代表)2023.6.19
     2019年4月8日。今回の6つの年号候補の中に「万和」というのがありました。「ばんな」という響きもいいし、何より「世界平和」のメッセージが伝わります。


24 君たちはどう生きるのか新潮社(作 坂東行和 顧問)2023.6.12
     2018年9月27日。
      
杉田水脈氏の「ヘイト論文」につき、『新潮45』10月号に「そんなにおかしいか杉田水脈論文」という開き直り記事が出た。これに批判が集中し、
     遂に同誌休刊に追い込まれた。ところで、昨年のベストセラー・吉野源三郎著『君たちはどう生きるか』は丁度80年前の軍国主義時代、新潮社
     「少国民文庫」の掉尾を飾ったリベラルな教養書。
同社の誇りだった。現在の新潮社に「君たちはどう生きるか」と問い質したい。


23 「遺憾です」「適切に処理」耳にタコ(作 吉武三和子 市民研究員)2023.6.5
     2018年3月5日。


22 ミサイルはアラーム鳴る頃通り過ぎ(作 坂東行和 顧問)2023.5.29
     2017年8月22日。北朝鮮のミサイル発射が頻発し、Jアラートが設置されました。


21 コンニャクを投げてタンカを切る男(作 松井真理子 代表)2023.5.22
     2017年3月3日。いよいよ森友学園事件登場。森友学園に口利きを頼まれていたことを、自民党の鴻池議員が激白。
      差し出されたコンニャク(現金入りの紙包み)を投げつけて「帰れ!」と一喝したそうです。

20 走行音昔は「出すな」今は「出せ」(作 吉武三和子 市民研究員)2023.5.15                                                   2016年10月8日。ハイブリッド車が静かすぎて視覚障害の方などには危ないので、音を出すよう義務付けるそうです。

19 四日市駅大分県警巡視中(作 松井真理子 代表)2023.5.8
     2016年5月26日。G7伊勢志摩サミット開会中。

18 神武(ジンム)綏靖(スイゼイ)すらすら言えて認知症(作 吉武三和子 市民研究員)2023.5.1
     2014年7月10日。


17  侯で春も来ず原発破れて山河なし(作 坂東行和 顧問)2023.4.26
     2013年3月13日。

16 「様」付けで皇室いびる週刊誌(作 吉武三和子 市民研究員)2023.4.18
     2012年4月11日。この頃雅子様と皇太子バッシングが続いていました。


15 政争はすべて中断大地震(作 松井真理子 代表)2023.4.10
     2011年3月12日。


14  王侯でなくてもミイラになれる国(作 坂東行和 顧問)2023.4.3
     2010年8月24日。現代日本では、家族から放置され、庶民も自動的にミイラになっています。

13  担任がふりがなで呼ぶ一年生(作 坂東行和 顧問)2023.3.27
     2010年4月23日。キラキラネームが問題になっていました。
       この時の解説では、愛羅(てぃあら)、星紗(すたーしゃ)、心愛(ここあ)、騎士(ないと)、輝星(ひかる)、緑夢(ぐりむ)、幹猪(みっきい)!!


12 流れ着く遠き国よりポリ容器(作 吉武三和子 市民研究員)2023.3.20
     2010年3月16日。椰子の実一つなら風流ですが、日本海側では、ハングル文字の大量のポリ容器が流れ着きます。


11 村から市その市の中に派遣村(作 坂東行和和 顧問)2023.3.13
     2009年3月23日。派遣切りで路頭に迷う生活困窮者を支援する「年越派遣村」の活動が行われました。
      都市への人口移動、市町村合併なども背景にあります。


10 レジ袋減ったが増えるエコバッグ(作 吉武三和子 市民研究員)2023.3.6
     2008年5月28日。


 9 宰相になるからバレた漢字力(作 松井真理子 代表)2023.2.27
     2008年11月20日。麻生元総理のことです。


 8 辞め方で歴史に残る安倍首相(作 松井真理子 代表)2023.2.20
     2007年9月13日。その後もいろいろ名を残されました。


 7 汗の量仕事の地位と反比例(作 松井真理子 代表)2023.2.13
     2006年7月13日。


 6 改革もトップ変われば負の遺産(作 松井真理子 代表)2023.2.6
     2006年1月2日。


 5 手を上げていい質問をするサクラ(作 吉武三和子 市民研究員)2023.1.30
     2005年8月27日。


 4 素人の疑問の中にあるヒント(作 吉武三和子 市民研究員)2023.1.23
     2005年ベスト10。2005年2月18日。
      専門の世界にどっぷり浸かっていると見えないものが、素人に見えることもあるように思います。


 3 共感者いざというとき傍観者(作 吉武三和子 市民研究員)2023.1.16
     
2005年ベスト10。2005年6月17日。
      勇気を奮って公式の場で正論を言っても、普段同志だと思っていた人たちは誰もフォローしてくれない「梯子外し」。


 2 評価する人の評価を誰がする(作 松井真理子 代表)2023.1.10
     
2005年ベスト10。2005年6月12日。「評価」「成果主義」の流行を受けて。


 1 うっかりと出る失言という本音(作 吉武三和子 市民研究員)2023.1.1
     
2007年市民社会川柳ベスト10。2007年2月20日。柳沢厚労大臣(当時)の「女性は子どもを産む機械」発言を受けて。
       


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