149 行く亥年「アーバン猪」気勢あげ(作 坂東行和 顧問)2019.12.30
奈良・生駒市などを皮切りに、東京・八王子、立川、国分寺、国立の各市、埼玉・富士見市などの師走の町を猪が走り抜けて、消防や警察が出動
しての大「捕り物」。亥年だというのに、イノシシ君、害獣として嫌われたり、豚コレラで駆除されたりして、不満が鬱積していたらしい。それをぶっつけて世間
の注目を集めたかったのかも。亥年のフィナーレを飾る(?)パフォーマンス。猪や熊や鹿が山奥に棲み辛くなって町なかで走り回る現象は、ヤングアダルトが
居場所を見つけられず町なかで大騒ぎする現象と重なるようで、何れも「地球環境」の問題であるのかもね。
148 「開帳」の前もう札束が飛び交って(作 坂東行和 顧問)2019.12.27
東京地検特捜部は、カジノなどIR事業への参入を狙う企業からの収賄容疑で、秋元司・元内閣府副大臣を、贈賄容疑で中国企業「500ドットコム」
関係者を逮捕し、白須賀衆院議員事務所を家宅捜索したね。秋元氏は16年「カジノ解禁推進法」強行時の衆院内閣委員長。推進派は「イメージ
ダウンだ」と嘆いてるけど、元々カジノはマネーゲーム。ラスベガスサンズ・MGM(米)やメルコ・SJM・ギャラクシ(マカオ)などの巨大外資が、日本への1兆
円規模の投資に虎視眈々。丁々発止の鉄火場はもう始まってるのさ。カジノを成長戦略と位置づける政権党の「イカサマ」体質、「病膏肓ニ入ル」だね。
147 やって来たサンタに園児らプレゼント(作 坂東行和 顧問)2019.12.25
介護士さんに付き添われて、サンタクロースのお爺さんがやって来ました。待ち遠しかった。声を揃えて「メリー・クリスマス!」と、サンタ爺さんにプレゼント
を渡しました。爺さんの袋は皆が贈った折鶴や絵手紙で一杯になった。一緒に楽しく「大内山ソフトクリーム」を食べました。おいしかった。「来年も元気
でまた来てね」と手を振ると、爺さんは「来年もまた来るよ」と手を振りながらトナカイの橇で遠い国の老健へ帰って行きました。
(「サンタお爺さんへの贈り物」より)
146 官僚は「漏らす・隠す」で大わらわ(作 坂東行和 顧問)2019.12.23
かんぽ生命の不正事件。初めは隠そうとして報道に干渉したが、今度はその不正に関わる行政処分案を、総務省の事務次官が旧郵政省での先輩
・日本郵政副社長に漏らしたのがバレて辞職したね。不正契約は1万2836件。「かんぽ」を信用した被害者の怒りは、ジャパンライフの被害者が「桜」
を信用して騙された怒りに通じる。「かんぽ」では官僚が情報を漏らし、「桜」では官僚が情報を隠した点が違うけど、先輩・後輩の腐れ縁や保身欲で、
官僚が「一部の奉仕者」に成り下がった(憲法15条参照)のは同じ。情けないね。
145 化学賞栄誉も国は化石賞(作 坂東行和 顧問+松井真理子 代表)2019.12.20
COP25で、環境NGO「気候行動ネットワーク」(CAN)は梶山経産相の「石炭火力」続行発言(3日)に続いて、「脱石炭」の具体策を示さなかった
小泉環境相にも反応し、温暖化対策に消極的な国として日本に「化石賞」を授けた(11日)。不名誉な極みであるのに、何を思ったのか「私が演説の
効果だ」(NHK NEWSWEB)と誇る小泉氏のドヤ顔(???…)。吉野博士のリチウム電池開発はノーベル化学賞の名誉で、2大臣は化石賞の
恥辱。片や環境保全、片や環境破壊、1文字違って月とスッポン、光と陰だね。
144 散ればこそいとど「桜」はめでたけれ(作 坂東行和 顧問)2019.12.18
政権が「根腐れ」して散って行く歓びを暗喩した古川柳…と思いきや、さにあらず。実は、『伊勢物語』の一節で、後に七・七の「うき世に何か久しかる
べき」と続く。この七・七を前句として読めば、元禄時代の俳諧の一種で、のちに川柳の母胎になった「前句付」に早変わり!「桜の花の如く、憂き世に
長く続き過ぎた政権も散ってこそ好もしい」という寓意を詠んだ川柳と解するのはムリかな?菅さんは「桜という言葉を聞くのも嫌だ」と言ったけど、庶民は、
政権が散り去った後、春に咲き初める里山の桜を、お握りを頬張りながら新たな気分で愛でたいものだね。
143 「笑顔」にも「笑わぬ顔」にも歓喜満ち(作 坂東行和 顧問)2019.12.16
12月11日、ノーベル賞授賞式での吉野彰博士の天真爛漫の笑顔が話題に! 暗いニュースの多い昨今、人々の気持ちを明るくしてくれたね。
他方、同日、ラグビーW杯8強入りの日本「ONE TEAM]パレードで、稲垣啓太選手の「笑わぬ顔」も話題に。デュマ「三銃士」の1人「笑わぬ
アトス」か高倉健みたいな渋い魅力が評判になったよ。「笑顔の魅力」も「笑わぬ魅力」も、その人のたゆまぬ努力の歴史に培われいるから、人々の
心に訴える力を持ってるんだね。
142 多義ならばあんたも広義の「反社」だね(作 坂東行和 顧問)2019.12.13
「桜を見る会」に詐欺集団やも暴力団など「反社の皆さま」を招待した問題。官房長官は「反社とは多義的」として責任回避を謀った。「語るに
落ちる」とはこの事だね。「多義的」ならば、虚言、詐欺、隠蔽、違憲、違法、反道徳の巣窟である「官邸」も、「反社」範疇に入る事になる。そう
言われたくなければ、官邸は自ら決めた犯罪対策指針(07年6月閣議決定)に従うべきだ。そこには「(反社とは)暴力、威力と詐欺的手法を
駆使して経済的利益を追求する集団又は個人」と一義的に分かり易く定義してあるよ。
141 閉会で内閣まるごと隠れんぼ(作 坂東行和 顧問)2019.12.11
一連の「疑惑隠し」で、政権党は「逃げ切った」「逃げ勝った」とまで評されながら(西日本新聞12/3)国会閉会へ。シュレッダーによる公文書隠滅
問題まで浮上して、内閣の「隠蔽」体質が問題化したが、12月9日、首相は予算委への出席を拒んだまま、「閉会」という形で「逃げ切った」。
公文書の破棄・隠蔽に加えて、国会そのものを「幕引き」したわけ。やましくないなら何故にげる?
140 飛翔体今回「火消し」の効はなし(作 坂東行和 顧問)2019.12.9
「北」の飛翔体の打ち上げは、何故かアベ政治が窮地に陥った時だ。10月末、今年13回目、2発を発射。
しかし今回、官邸の期待(?)に反して、マスコミも国民も殆ど騒がず。首相は「度重なる発射は…深刻な挑戦」
「米韓などと連携しながら国民の生命と財産を守る為に…全力を挙げる」などとリキんでみせたけど、「桜」疑惑炎
上の火消しには、あまり役立たなかったようだ。人は普段から無闇に脅かされ過ぎると、慣れっこになっちゃって、
本当に恐い時に恐くなくなるみたいだね。
139 シュレッダー見ると怒りがこみ上げる(作 松井真理子 代表)2019.12.6
桜を見る会は多くの重大な問題を抱えていますが、その一つが公文書のご都合主義の廃棄です(実際にはデータがあるとみんな思っていますが)。
シュレッダーにかけた時期の辻褄合わせのために、障害者がやったので遅くなったと安倍首相は答弁。職場のシュレッダーを見るたび怒っています。
138 時ならず「桜」に嘘も狂い咲き(作 坂東行和 顧問)2019.12.4
大統領就任演説で「道徳は衆望ある政府に必要な源泉」と述べたワシントン。いいこと言ってるね。幼少時、桜の木を切り倒して父親に咎められ
「僕が伐りました」とに答えたという逸話は、修身書「正直」の鑑。安倍さんも見習っては? 尤も、この「桜」話、ロック=ウィームズなる男による作り話。
正直を教える訓話がウソだったわけ。そう言えば、売り手とグルになって商品を褒め上げる偽客のことも「サクラ」と言うね。大衆はその手に乗せられ易い。
国花「桜」にまつわる嘘話は悲しいね。「朝日に匂う山桜花」という大和心もウソだったのかな?
137 「辞めるって!」よく聞きゃ「なぁーんだ止めるだけ」(作 坂東行和 顧問)2019.12.2
11月8日、参院予算委で「桜を見る会」を追及されて僅か5日後の13日、官房長官は「やめる」と発表。総理や官房長官が責任をとって「やめる」
のかと思ったら、「会」の開催を「やめる」だけ。開催を「止める」と言えば、追及の火の手を消せると思ったらしいね。だけど、開催中止で済む問題じゃ
ないんだよ。
136 尊敬をされることなく最長に(作 松井真理子 代表)2019.11.29
総理の座が史上最長となった安倍首相ですが、世論調査では常に「人柄が信用できない」が1位。公文書の改竄、破棄、露骨なお友達優遇、国会
でのヤジ、妻の政治介入など、数々のモラルハザードを引き起こしてきた「最長」なので、誰も「大宰相」とは呼ばないようです。
135 政権に忖度しないシュレッダー(作 松井真理子 代表)2019.11.27
桜を見る会の参加者名簿が、質問通告直後に破棄された問題。書類が大量なのでシュレッダーの順番が延びてこの日になったなどと答えていましたが、
野党議員が同数の紙で実験したところ、34秒で細断されることが判明。機械は嘘をつきません。こんなやりとりをしている官僚はどんな気持ちでしょう。
134 教皇のスピーチ「守れ9条を」(作 松井真理子 代表)2019.11.25
ローマ・カトリック教会のフランスシスコ教皇が11月23日来日しました。大変な強行軍の中、長崎と広島でスピーチを行い、「真の平和とは、非武装の平和
以外にありえません」として、核兵器の廃絶を強く訴えました。日本国憲法第9条は、まさにこの理想を掲げたものです。絶対変えてはなりません。
133 「朝日砲」「毎日砲」は何故鳴らぬ?(作 坂東行和 顧問)2019.11.22
NHKも大手紙も民放も官邸広報の垂れ流しに堕している時、首相から「会食」に呼ばれないメディア、「週刊文春」や「中日(東京)新聞」や「赤旗」が、
時々政界を揺るがす大ニュースをスクープしている。その衝撃度から「文春砲」とか「赤旗砲」とか呼ばれているね。「朝日」や「毎日」も、ここいらで奮起一番、
全国紙の名にかけて、旺盛な批判と権力のチェック機能を一層発揮してくれないかな。売れ行きは倍増で「祝砲」が上がるかもね。
132 首相かな?ドミノ倒しの3番目(作 坂東行和 顧問)2019.11.20
内閣改造2カ月で閣僚2人が辞任。3人目は誰かな?衆院予算委では「辞任ドミノの3人目」として、野党は「身の丈」発言の萩生田文科相を目した
けど、「3人目候補は複数」とる与野議員もいるらしい。河井法相夫妻の不始末を週刊誌にリークしたのは自民党内「ポスト安倍」陣営だとの噂も(『AE
RA》19年11/18参照)。そこへ浮上した「桜を見る会」問題。3人目は、ほかならぬ安倍首相かもね。そうなれば、ドミノ倒しは、めでたく終結するよ。
131 香典や団扇でさえも辞めたのに(作 坂東行和 顧問)2019.11.18
かつて小野寺防衛相は香典を(99年)同じく松島法相は団扇を(14年)そして先日、菅原経産相がメロンや香典を(19年)それぞれ選挙区で配布して
大臣を辞めたね(小野寺氏は書類送検されて議員をも辞職)。世論調査(共同)で「菅原氏の閣僚辞任は当然」は75%。有罪なら公民停止だよ(公選
法)。ああ、それなのに、これら「倫理崩壊」政権のドン・安倍氏が、あれこれ逃げ回っている姿は見ちゃ居れない。「サクラ疑惑」を機に辞任されては?
130 美しい桜の下の下衆の群れ(作 松井真理子 代表)2019.11.15
桜を見る会にからんで、次々に疑惑が広がっています。権力のあるところに群がる人々、えさをまく政治家、桜には似つかわしくない下衆な光景です。
129 「雅子さまヤバーイ!」と旗振る令和ギャル(作 坂東行和 顧問)2019.11.13
「やばい」の語源には、①危険が迫る場合の「やば」(厄場)、②不都合を表す「やばな」、③荒馬を表す「野馬」、④遊戯場を表す「矢場」など諸説ある
けど、本来は香具師などの隠語。それが平成期の若者間で「個人の心に響く」様子を指す語となり、更に「格好よい」「素敵だ」の意にも転化しちゃった。
即位パレードで、オープンカーから笑顔で応える雅子皇后に向かって、ギャルが日の丸の小旗を打ち振りながら「キャーッ、やばーい」と叫ぶ姿が…。
一斉に繰返し叫ぶ「万歳」は戦前の「厄場」のように暗いけど、ギャルが個人で叫ぶ「やばい」は明るいね。
128 官邸のモラル崩れて「サクラチル」(作 坂東行和 顧問)2019.11.11
首相主催の「桜を見る会」。人数も支出も年々増え続け、19年度は5700万円支出(予算の3倍!)で、1万8千人参加した。首相や閣僚らが、
後援会員ら多数を無料招待。首相夫妻を囲む前夜祭まで挙行した。「税金私物化だ」との追及(参院予算委で田村智子議員)に、首相は答弁
を拒み、議場騒然。公費流用しての公選法違反だから悪質だ。政治倫理の合格点にはほど遠く、政権はサクラと共に散るかもね。
127 香典で辞任のあんたに御香典(作 坂東行和 顧問)2019.11.8
有権者への「香典」等配布疑惑で、菅原経産相が辞任。2次安倍政権で9人目の閣僚辞任だ。 「国会の追求から逃れ、説明責任をうやむやに」
(『毎日』)とか「議員辞職も免れない」(『東京』)とかの批判が渦巻く中、『朝日』社説は「ほとぼりの冷めた頃の復権」を危惧している。ならば、ゾンビ
みたいに甦る前、引導を授けて「政治生命の終焉」を分からせなくちゃ。お返しの香典ぐらいは包んでやるからサ。
そこで付け句、「香典が政治生命を断つ因果」
126 大水害「Jアラート」は何してた(作 坂東行和 顧問)2019.11.6
「J−ALERT」は、通信衛星と市町村の有線放送などを通じて、自然災害や弾道ミサイル攻撃などの緊急情報を、政府が住民へ瞬時に伝達する
システム(07年運用開始)。緊急管理力を高めるとの触れ込みで、北ミサイル発射に対しては再三発動。Jアラート鳴らしまくって退避訓練までやらせ
たけど、今年秋の台風禍で、「Jアラートのお陰で助かった」という被災地の声は伝わってこない。「アラート吹鳴だ、退避訓練だ」って大騒ぎ。あれは一体
何だったんだろう?
125 「身の丈」で延期できたと文科省(作 松井真理子 代表)2019.11.4
準備が遅れに遅れていた、大学英語入試の民間試験導入は、萩生田文科大臣の「身の丈」発言への反発から、ついに延期になりました。準備が進ま
ないことに頭を抱えていたはずの文科省は、大臣に感謝していることでしょう。
124 食品ロス減らして肥満体になり(作 吉武三和子 市民研究員)2019.11.2
食品ロスを減らすブームです。残り物を捨てるのはもったいないと食べていると体重が増えそうです。
123 「身の丈に合わせて」あんたが辞めりゃいい(作 坂東行和 顧問)2019.10.30
萩生田文科相は28日BS番組で、大学入試に導入する英語の民間試験につき「身の丈に合わせて勝負してほしい」と発言。菅官房長官は同氏を
「閣僚として適材適所」と弁護したけど、同氏による金銭的な「身の丈」が左右する入試の容認は、憲法の「教育の機会均等」原則も、業者試験に不安を
懐く受験生らの心情をも、同氏が全く理解していない証左。教育行政トップの職は、萩生田氏には分不相応で、「身の丈に合わせる」のは到底ムリだろうね。
122 大嘗祭嘲るようにFTA(作 坂東行和 顧問)2019.10.28
大嘗祭は、神話で天孫降臨の際、アマテラスが稲穂と共に授けた「斎庭(ゆにわ)の神勅」が起源。瑞穂の国・日本では古来、
民間でも五穀豊穣を祝う風習があったけど、アベ政府は政教分離原則に反して、11月の大嘗祭(即位した天皇が神嘉殿で新穀を神に
供えて収穫に感謝する)を国家行事とする予定。折しも、トランプが「米国農家の大勝利」と誇る日米貿易協定(FTA)で日本は、
米国産の農産物輸入額の6割(72億㌦)の関税削減やコメの無税輸入枠設定に脅かされることに。収穫祭どころでなくなったよ。
「農」を破壊するアベ政府が、まことしやかに国費で行う大嘗祭は、トランプから見れば茶番劇。嘲笑しているかもね。
121 豪華絢爛の晩餐会も民の金(作 松井真理子 代表)2019.10.25
天皇の即位礼正殿の儀に参列した各国の方々を招いた晩餐会が次々に行われています。華やかなメニューの食事が出され、庶民はあこがれて見て
いますが、そのお金の出所は私たち国民の税金です。
120 格差あり「みんなちがってみんないい?」(作 坂東行和 顧問)2019.10.23
10月の臨時国会でアベ首相の所信表明演説。金子みすゞの詩「みんなちがって、みんないい」を引いて、「みんなが横並び、画一的な…在り方を
見直していく必要」を強調したけど、みすゞ作品の曲解も甚だしい。みすゞは、平等で多様な個性を尊重して「みんないい」と歌ったのだが、首相は、
不平等や差別・格差など「みんなちがって」いても「みんないい」と言わんばかり。夫婦別姓・同性婚の不承認、「トリエンナーレ」補助金の不交付など
首相の態度は、みすゞとは正反対だね。
119 「百年に一度」の一度があしたかも(作 坂東行和 顧問)2019.10.21
台風19号による北陸新幹線の車輛被害。赤沼車両センターは、水害を防ぐ遊水地でもあった農地をつぶして建設されたが、そこにあった10編成
(計120両)の車輛下部が水没し、使える見通しがなくなったよ。長野市のハザードマップ では「百年に1度」の大雨で5m以上の浸水が想定されて
いたのに、車両退避は行われなかったんだ。これ、「百年に1度」の災害は『想定外』に非ず」という事を教える生きた教訓だね。
118 温暖化夏の五輪も札幌へ(作 松井真理子 代表)2019.10.17
IOCのバッハ会長の強い意向で、来年の東京オリンピックのマラソンと競歩は札幌で開催するよう突然の指示があったそうです。先日のドーハでのマラソン
が大変だったからでしょう。札幌はかつて冬のオリンピックの会場だったのに・・。そのそもこの時期の日本でオリンピックをやること自体が常軌を逸しています。
117 荒れ狂い「野分」は今や死語になる(作 吉武三和子 市民研究員)2019.10.15
「野分」は、二百十日の頃、野の草を吹き分ける強い風という意味で、台風の古称。秋の季語でもあります。源氏物語の巻名の一つにもなっている
風流な言葉ですが、この頃の台風の激しさは、とても「野分」では言い表せません。
116 「いじめダメ」職員室に貼るポスター(作 松井真理子 代表)2019.10.11
神戸の小学校での先生による先生いじめは衝撃的でした。小学校では子どもにいじめ防止標語やポスターを作らせますが、職員室に必要とは!
115 助役でも原発絡めばドンになり(作 坂東行和 顧問)2019.10.9
関電の「原発マネー還流疑惑」。19年10月2日の各紙は、関電役員らが金品受領を拒むと件の高浜町元助役は「無礼者、わしを軽く見るなよ」
などと激高し、土下座を求め、受領を強要したと報道(関電がまるで被害者みたいだね)。かつて市町村長の補佐役は「助役さん」の職名で親しまれ
ていたけど、07年の地方自治 法改正で「副市町村長」職に変更。その「役場の助役さん」だった人が、ひとたび「原発利権」の闇に堕ちたとき忽ち財
界を震え上がらせる「黒幕」に変貌したとは! 因みに、件の元助役(故人)は、自治功労賞、科学技術長官賞、瑞宝双光章、町政功労者」表彰
まで受けて「原発魔界」に君臨していた「大物」でした。
114 歩き食い増えていや増す後始末(作 坂東行和 顧問)2019.10.7
10月1日、消費税10%に増税。ポイント還元だとかキャッシュレスだとかの軽減税率制もややこしい。これだけでも買い物意欲が減退しそうだ。飲食店
内で食べれば10%、テイクアウトすれば8%だから、歩きながら食べる人が増えそう。ゴミ箱から溢れたり、ポイ捨てされたりして容器が道路や公園に散乱
する恐れも。「「軽減」税率(実は只の「据え置き」税率)を案出した政党は、「お行儀の後始末問題などは想定外だった」と言い逃れするかもね。
113 袖の下原発マネーの時代劇(作 坂東行和 顧問)2019.10.4
関電の経営幹部ら20人が高浜町の森山元助役から計3億2千万円相当の金品を受けた「原発マネー還流疑惑」で、関電は2日、元副社長ら原子力
事業本部の幹部2人が「元助役から恫喝されて」各1億円超の金品を受領したと公表。「脅し取る」のではなく「脅し渡す」というのも奇天烈だね。岩根現
社長が貰った手土産が「お菓子かと思ったら金貨だった」とは、時代劇の賂(まいない)さながらだよ。ならば水戸の御老公、浪速と若狭へのご漫遊は如何?
113 大臣が英語を話せば大ニュース(作 坂東行和 顧問)2019.10.2
日本のマスコミは、河野前外相や小泉現環境相らの英語による交渉や演説を、肝腎の発言内容はそっちのけで、あたかも「英語力」だけが有能の
証であるかのように、殊更大きく報道する。これは彼らに顕著な奇癖だね。今どきの世間には英語に堪能な人など珍しくもないし、まして国際社会で
英語はごく普通の共通語。寧ろ発言内容の論理的な説得力こそニュースのキモにすべきだろうね。おまけに日本のメディアには、政治家の海外での妄言
をユーモアと解する癖もあるようだ。そこで海外の眼から見て、もう1句。「笑わせたつもりが只のモノ嗤い」
112 そんな事よくも言えるね進次郎(作 坂東行和 顧問)2019.9.30
国連での気候行動サミット。小泉進次郎環境相、ウケを狙って、気候変動の対策は「セクシーに」と言ったり、牧牛は温暖化要因の1つだとの議論を
尻目に「ステーキを食べに行く」と売り込んだり、火力発電削減の方法を訊かれて「大臣になったばかりで…」とはぐらかしたり、中身のないヘボ・ポエム。
直前にサミットで16歳のグレタ嬢が「よくもそんな事が言えますね」と発言したのは、まるで進次郎氏の「お粗末発言」追及の先取りだったと言える。因みに
安倍政府は先進国で唯一、石炭火力発電に固執している政権だ。
111 令和の世「そんたく裁判」という奇観(作 坂東行和 顧問)2019.9.26
東電原発事故の業務上過失致死傷罪で強制起訴された元会長ら3被告に東京地裁は無罪判決。争点の10mの大津波につき、「予見可能性
の有無」はどうあれ「当然に刑事責任を負う事ことにはならない」などと判示。検察官役の指定弁護士は「行政を忖度したもの」と批判し、地裁前の
市民からは「誰も責任をとらないの?」、「企業の大罪から、どう社会を守るのか」、「司法は死んでる」などの声が…。告訴団弁護士は「原発肯定先ず
ありき」で、無罪を言う為に被告の主張のみを採用した」旨発言。だとすれば、司法史に類を見ない汚点。草葉の陰で児島惟謙が泣いているね。
110 不甲斐なさややややややの揃い踏み(作 吉武三和子 市民研究員)2019.9.23
大相撲9月場所が終わりました。盛り上げてくれる力士はいましたが、両横綱と大関1人が途中休場で、締まりませんでした。
109 台風は「どこ吹く風」と永田町(作 坂東行和 顧問)2019.9.20
台風15号の被害につき、政府の対策が後手に回っているね。収穫期の農家も大打撃を受けている。8日、気象庁が「記録的な暴風雨」を警告した
のに、首相は前文相の私宴に出たあと私邸に籠り、9日に気象庁長官の警告を受けながら11日まで内閣改造に傾注。その間、改造人事で防災
担当相を他に振り替えるという無神経。深刻な被害も「どこ吹く風」と聞き流し、対策本部の設置は、やっと13日になってからだったよ。昨年の西日本
豪雨の時も「赤坂自民亭の飲み会」で初動が遅れて批判された。首相の「日本を守り抜く」という言葉は中身がなくて空回りしているね。、
108 年寄りを幼児に戻す敬老日(作 坂東行和 顧問)2019.9.18
老健、特養、デイサービス等の施設では敬老の日にお祝い行事があるんだ。天井や壁を色テープやモールや折り鶴で飾り、テーブルには花の一輪挿
し、給食は五目寿司と茶碗蒸しなどのご馳走だ。おやつのお萩を食べながら、皆で「もしもしカメよ」「紅葉」「ふるさと」などの童謡・唱歌を大きな声で
歌い、保育園児のように夢中で無邪気にお手玉や風船遊びをするんだよ。平和で長閑な風景。でも、時には昭和レトロ調の、艶っぽい「ド演歌」や
渋い浪曲もやってくれないかな、なーんちゃって!
107 大停電東電また言う「想定外」(作 坂東行和 顧問)2019.9.16
千葉県で大暴れした台風15号。建物、樹木、電柱の倒壊、通信・交通の途絶など被害甚大だけど、特に、13日現在でなお30万軒超の停電と
3万戸の断水は、住民の命と健康にかかわる大問題。その復旧が緊急課題だが、東電は、復旧の遅延につき、「予想外の台風だった」と弁明した。
東北大震災で原発の炉心が融解した時に東電や政府が述べた弁明と同様の逃げ口上だ。「想定外」を「予想外」に言い替えただけ。大型台風が
来るのは毎年のこと。「備えよ常に」だ。電柱の地中化だって出来る筈。「予想を超えた」などという弁明は、通用しないよ。
106 トランプもアベもかなわぬ大自然(作 吉武三和子 市民研究員)2019.9.13
アメリカではハリケーン、日本では台風が大変な被害をもたらしています。どんなに威勢の良い政治家でも、自然の前には無力です。
105 街中の台風「野分」とは呼び難し(作 坂東行和 顧問)2019.9.11
9月1日頃、稲の開花時、立春から数えた日数の「二百十日」は、その頃到来する台風の異名。台風を「野分(のわき)」と言い、それに伴なう水害を
「秋出水」とも。何やら文学的情趣が漂ってますな。『枕草子』188段は、野分の翌日は「いみじうあはれ」とその情趣を述べてます。しかし近年、台風
は第何号と称され、その「爪痕描写」は風速、破損、運休、停電など客観的な数値記録。避難するのが精一杯。これも異常気象や温暖化の影響
なのかな?
104 官邸の「小さな声」を聴く輩(作 坂東行和 顧問)2019.9.9
或る政権党は、ポスターに「小さい声を聴く力」と掲げているね。「政治家は少数者や弱者の「声なき声」にもよく耳を傾けるべきだ」というのは、尤もらしく
聞こえるし、そうあってほしい時代もあったけど、最近はその弱者やマイノリティが、多数市民と共に、大きな声を挙げているのだよ。今の市民大衆は「小さ
な声」しか出せない愚民じゃないんだ。「小さな声を聴く」政治家とは「官邸でのヒソヒソ話には耳を傾けるヤカラ」のことらしいね。
103 飲む水を「食い物」にするモンスター(作 坂東行和 顧問)2019.9.6
麻生副首相や竹中平蔵氏らが画策していた水道法改正(民営化)は、18年12月の国会で、公明が主導し、自民・維新等の賛成でが成立したけど、
水道民営化は貧困層への給水停止、配水トラブル、水質汚染などの問題が世界中で噴出してるよ。南ア、ボリビア、比島、独、仏、西、アルゼンチン、
ハンガリー、ガーナ、マレーシアなどの失敗例が多く、今や「再公営化」が世界の潮流だ。外資「水メジャー」の暗躍に道を開く水道民営化は、「貧乏人は
水を飲むな」というに等しい愚策だね。
102 ニュースショー隣国の汚職はよく伝え(作 坂東行和 顧問)2019.9.4
日本のTVニュースは、韓国の政界汚職を、まるで鬼の首を獲ったかのように大々的に報道しているけど、霞が関や永田町で起こされている政官界の
不祥事は、殆ど伝えてくれないね。「口利き」疑惑で辞任した上野厚生労働政務官の一件も最初に大きく報道したのは週刊誌の『文春』でした。
101 韓国とケンカで拉致問題また遠く(作 松井真理子 代表)2019.8.25
韓国がGSOMIAを破棄しました。その理由として「日本は国家的自尊心まで傷つけるほど無視を続け、外交的な礼儀を欠いた」と韓国の政府高官は
述べました。拉致問題解決の貴重な協力者である韓国政府をここまで怒らせて、「拉致問題解決は安倍政権の最優先課題」とはよく言えたものです。
100 香港の市民のパワーちょっと欲し(作 松井真理子 代表)2019.8.23
香港では、逃亡犯条例の改正案をめぐって、170万人もの大規模な抗議デモが続いています。どんな理不尽なことがあっても、市民がおとなしい日本
からみると、このパワーは少しうらやましいです。
99 汚染水日本人にも回答を(作 松井真理子 代表)2019.8.21
韓国外交省は、在韓日本公使を呼び、福島第一原発の汚染水を海に放出するが計画されているとの報道や国際環境団体の主張について、事実
関係について日本政府の公式回答を求めました。日本人にも回答が欲しいです。
98 あおり男逮捕でみんなの清涼剤(作 松井真理子 代表)2019.8.19
高速道路であおり運転した上、路上で車を止めて殴ってけがをさせた男が逮捕されました。あまりの理不尽なふるまいの映像がインターネットで流され、
国民的な怒りとなっていたので、昨日の逮捕のニュースで溜飲を下げた人は多いはずです。(寄ってたかって叩きまくるのもどうかと思いますが)
97 トリエンナーレ止めても世界は止められず(作 松井真理子 代表)2019.8.16
あいちトリエンナーレの従軍慰安婦を象徴する少女像の展示が中止されましたが、直後にベルリンの観光名所ブランデンブルク門前に同じ
像が展示されたほか、スペインの実業家が同じ像を購入し、バルセロナに自ら開く計画の美術館に展示する予定だそうです。
96 マツコ騒ぎ日本はいいねと林鄭氏(作 松井真理子 代表)2019.8.14
マツコデラックスさんがN国党の批判をしたとかで、立花党首がマツコ氏が出演するテレビ局を襲撃。それを面白おかしく取り上げるメディア。
空港を市民に封鎖され、「いつ死ぬつもりですか?」などと追及されている香港の林鄭行政長官には、何ともうらやましいことでしょう。
95 買い物も覚悟して出るこの暑さ(作 吉武三和子 市民研究員)2019.8.12
クーラーなしではいられない暑がりの身には、この暑さにはちょっと外にでるのも覚悟がいります。
94 「お・も・て・な・し」されて落とされ進次郎(作 松井真理子 代表)2019.8.9
小泉進次郎氏と滝川クリステルさんができちゃった結婚だそうです。「お・も・て・な・し」の後は、こんなことをしていたのですね。
当面明るい話題のない安倍政権にとっては、当然大喜び。妊娠・結婚の記者会見は公的施設の首相官邸で行われました!
93 オリンピック「災害級の暑さ」でおもてなし(作 松井真理子 代表)2019.8.7
毎日何人もの人が熱中症で亡くなっています。暑さ指数でも「スポーツは中止」です。来年はこんな時期にオリンピックですが、狂気の沙汰
としか思えません。「お・も・て・な・し」などと言って誘致した人たちは、何かあった時責任が取れるのでしょうか。
92 「表現の不自由」やっぱり不自由に(作 松井真理子 代表)2019.8.5
国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の企画展の一つである「表現の不自由展・その後」に抗議が殺到し、開催から3日目となる8月3日で
展示が中止されることになりました。予想されていたものの、市民の電話攻撃が主催者に危険を感じさせたことが主要因です。
SSK発足時と何も変わっておらず、むしろ悪くなっています。政治家も公然と口出ししました。SSKとして何をすべきか、と思います。
91 障害者いるからわかる障害者(作 松井真理子 代表)2019.8.2
今回の重度身体障害のある2議員が誕生したことで、現在のルールでは、公的負担のある介護サービスが職場では使えないことが判明。
当面参議院が負担することになりましたが、れいわ側は制度の変更を求めています。これも障害者が表に出てきたからわかることです。
90 バリアフリー議席に着ける身障者(作 吉武三和子 市民研究員)2019.7.31
参議院選挙で、れいわ新選組から重い障害がある2人が当選したことにより、参議院の議場内の工事が始まりました。健常者中心の社会の
あり方に見直しを迫る大きな一歩になるでしょう。
89 イベントの予定無視する大自然(作 吉武三和子 市民研究員)2019.7.29
この土曜日は、花火大会の地域が多かったようですが、あいにくの台風到来で軒並み延期となりました。大自然は人間の都合を考えてくれません。
88 吉本のドタバタ誰も笑わない(作 坂東行和 顧問)2019.7.26
「アベ改憲」や消費税増税や年金問題など国の命運や国民生活に重大な影響を及ぼす参院選結果。関連報道や特番を求めてTVチャンネルを
次々に切り替えてみたけど、どの局のニュースも「吉本お笑い芸人の闇営業」ばかり。隠蔽・忖度・弁明など政界のパロディみたいだね。でも、このドタ
バタ劇、誰にも受けず、誰も笑わない。付け句「ドタバタで伸介ようやく出番でき」
87 服装でケンカ売ってるガキの国(作 松井真理子 代表)2019.7.24
日本の半導体材料の輸出規制をめぐる日韓の対立は激化しています。日本側は安全保障上の理由をあげていますが、徴用工対応への不満がある
のは明白で、いじめに近い日本側の態度が日本人として恥ずかしい。経産省での韓国官僚との説明会での日本の官僚の服装、あれは何ですか!
86 三分の一は勝ってる一人区(作 松井真理子 代表)2019.7.22
参議院選挙が終わりました。与野党が一騎打ちになる一人区を見ると、32人中10人は野党が勝っています。自民党が圧倒的に強いように見えても
(しかも公明党の強力なバックアップがあっても)、反対勢力もかなり強いことがわかります。
85 人口減わが市を村に戻したい(作 坂東行和 顧問)2019.7.19
朝日川柳の入選昨に「人口減 市になりそうな県もあり 荒木繁」という句ありました。県が市になりそうなら、市は村になりそうだと思って、「本歌取り」
してみました。平成の合併で市に編入された廃村寸前の限界集落などは「秘境の村」として、内外の観光客が押し掛けてくるかも…
84 反戦の有志連合もあるんだよ(作 坂東行和 顧問)2019.7.17
米統合参謀本部ダンフォード議長は9日、ホルムズ海峡などで航行の自由を守る多国籍の「有志連合」結成を各国に打診。参院選が終われば、
日本もこれに応えて軍事行動参加する危険も。「有志連合」などと気安く言って貰いたくない。その実態は米軍の指揮艦を中心とする多国籍軍だ。
この言葉、むしろ戦争に反対する諸国民から成る市民連合の側で使いたいね。
83 3万年前にはなかったビザ申請(作 坂東行和 顧問)2019.7.15
国立科学博物館プロジェクトの丸木舟が台湾から与那国島への「3万年前の航海」を45時間かけて再現。大陸の旧石器人が黒潮を横切り琉球
列島に渡来できた可能性を、男4人、女1人のチームがを検証したね。国境も入管局もなかった大らかな太古!人種、国籍を超えて人類は1つ、
地球は1つなんだね。
82 「別姓は何故いけませんの?」と日野富子(作 坂東行和 顧問)2019.7.12
記者クラブでの党首討論で選択制夫婦別姓に唯一賛成しなかった安倍首相。別姓は「家族の解体」を意味する(WiLL誌)そうだ。明治の「家」
制度を儒教的な淳風美俗だと信じている人も多いようだが、儒教の本家、中・韓国では夫婦別姓。日本でも源頼朝の妻は北条政子、足利義政
の妻は日野富子、その父・日野重政の妻は北小路苗子…。江戸期の武家、文人にも別姓が多く、平田国学入門の誓詞帳に「松尾佐治右衛門
妻竹村多勢子」との署名もある。
81 選挙前トランプをちと真似てみせ(作 坂東行和 顧問)2019.7.10
政府は1日、韓国向け半導体材料の輸出規制の強化を発表。「元徴用工訴訟への対抗ではない」と言う一方で、「同訴訟による日韓信頼関係
の崩壊が背景だ」と説明。安倍首相は、「自由貿易原則」や「無差別・透明性」をG20サミットの成果だと自慢して見せたばかり。その直後のこの
措置に対して韓国側は世界貿易機関(WTO)の協定違反だと反発している。何やらトランプ流「米国ファースト」の勇ましい対外硬政策によく似て
いるね。でも、選挙民の喝采を浴びる前に関連産業界からブーイングが起こるかもね。
80 ゴル友はお呼びでなかった板門店(作 坂東行和 顧問)2019.7.8
6月30日,3回目の米朝首脳会談で両首脳が「分断の象徴・板門店で史上初の握手」(文在寅大統領談)を交わし、実務協議再開で合意したね。
半島正常化への重要な一歩だったけど、この流れは安倍氏の思惑とは噛み合わず、29日のG20では、仲介役の文在寅氏との会談は不発で、翌日
の日米首脳電話会談も、頼みとするトランプ氏からはナシのツブテ。つまりトランプ氏は、安倍氏を「相撲や焼肉に付き合っただけの、只のゴルフ友だち」と、
軽く見ていたのさ。哀れ、安倍氏、「盟友のつもりで居たのに蚊帳の外」
79 香港で「造反有理」よみがえり(作 坂東行和 顧問)2019.7.5
香港で、容疑者の本土への移送を認める「逃亡犯条例」の改正に反対するデモの一部が7月1日、立法院庁舎に突入した。「一国二制度」による
香港の自治が、この「改正」で失われる事を懸念した抗議者の一部による過激行為だが、中国政府はこれを「法の支配」への挑戦だと非難し、警官
隊を投入して排除したね。しかし、この種の過激な抗議活動は、そもそも毛沢東が「1939年演説」で唱えて、66年以降、文化大革命で掲げた標語
「造反有理」(反逆に道理あり)を思わせる。今度の騒ぎにつき、毛沢東は何と言うだろうね。
78 二千万無い庶民にも有り選挙権(作 坂東行和 顧問)2019.7.3
金融庁報告書は「老後は年金だけでは不足。30年で2000万円貯蓄が必要」と言うけど、庶民にはムリな話。しかし選挙に行くのはムリじゃない。
失政を改め、「マクロ経済スライド」を廃止して「減らない年金」制を創る新たな政府が出来れば、不安は忽ち解消しますぜ。選挙に行くという当たり
前の事が、当たり前の政治を生み出すのさ。
77 要するにサミット只の握手会(作 坂東行和 顧問)2019.7.1
G20大阪サミットは29日閉幕。NHKは「令和時代の新外交」として、安倍氏と各首脳との握手やハグなどを延々生中継。「議論の進展」や
「参加国の結束」を強調した政府見解を垂れ流し、連日、安倍氏の「奮闘」ぶりを報道したね。しかし宣言は、「反保護主義」の語を避けて
「自由貿易」だけを強調、「貧困と格差・公正な貿易・米中摩擦」等々の主要課題は棚上げされたよ。デジタル経済(大阪トラック)主導という
大風呂敷も結局は腰砕け。「外交の安倍」の演出も空回りに終わりました。要するに、あの鳴り物入りの大騒ぎは、いったい何だったのだろう?
76 「お笑い」に暗い影さす闇営業(作 坂東行和 顧問)2019.6.28
吉本興業は、反社会的勢力の会合で「闇営業」をしたお笑い芸人「雨上がり決死隊」の宮迫博之ら11人を、6月24日謹慎処分にした。
疑惑は更に他の芸人にも広がりそう。これでは「笑え」って言われたって笑う気分は盛り上がらないね。
75 沖縄の慰霊今年もほぼコピペ(作 吉武三和子 市民研究員)2019.6.26
沖縄の戦没者追悼集会で、今年も安部総理のあいさつはほぼコピペでした。コピペ批判は以前からあり、何とでも作れるはずなのに、わざとやっている
としか思えません。直前の子どもの真剣なメッセージとのあまりにも大きい落差が、県民の怒りを呼ぶのだと思います。
74 甲斐性もないのにドヤ顔恥をかき(作 坂東行和 顧問)2019.6.24
「力強い日本外交」は、自民の参院選公約の目玉だけど、G20でもアジア外交でも殆ど成果なし。海外各紙電子版によれば、トランプ招待も
「大統領のエゴに媚びた」だけ(ワシントン・ポスト)、仲介役気取りのイラン訪問も「一段と不安定を招いた」だけ(ウォール・Str. J.)「失敗だった」
(エルパイス紙)と手厳しい。「成果乏しく、実際より影響力ある人物に見せかける…選挙目当て」(BBC)との酷評も。これに対して日本のマスコミは、
「どれも解決できないから次々と場所を変えて国民の目をそらす…外交の安倍という虚像」(孫崎享元イラン大使の指摘)にが乗せられているようで…
73 非正規に配慮をします呼び名だけ(作 松井真理子 代表)2019.6.21
東京新聞によると、根本厚労大臣は、厚労省職員に「非正規労働者」という言葉を使わないように指示していたそうです。「『非』という文字が働いて
いる人に対してどうなのか」ということだそうですが、問題の本質は、著しく悪条件の非正規労働の形態であって、呼び名ではないだろうと思うのですが。
72 2000万銀座クラブの10日分(作 松井真理子 代表)2019.6.19
100歳まで生きるなら年金だけでは不足で、2000万円は余分に必要という金融庁の諮問機関の報告書が物議をかもしています。麻生財務大臣は、
「報告書は受け取らない」などと言っていますが、1本200万円の酒など痛くもかゆくもない人でしょうから、受け取らなければ済むと考えるのでしょう。
71 新時代それはあんたが辞めた時(作 坂東行和 顧問)2019.6.17
自民党は7日参院選挙公約を発表。「令和新時代」と称して即位と改元の政治利用を強め、改憲を「新時代」に相応しい事のように印象操作している。
だけど、本来改元と憲法問題とは何の関係もない。真の「新時代」の到来は、市民の力でアベ政治の闇が払拭されて、立憲主義の光が輝く秋(とき)だ。
70 米属国が仲介役などいい度胸(作 松井真理子 代表)2019.6.15
安部首相がイランにアメリカとの緊張緩和の仲介にでかけました。直前、トランプ大統領をあれほどおもてなししておいて、よく行けるものと思います。
案の定、イラン側からはトランプと対話する気は全くないと明言され、それどころか訪問中に、ホルムズ海峡で日本のタンカーが砲撃されました。
69 裏口は開けて追い出す子のしつけ(作 吉武三和子 代表)2019.6.12
子どもの虐待による死亡のニュースが後を絶ちません。昔「そんな子は出ていけ!」と叱ったものですが、子どもがこっそり戻ってこられるように、わざと裏口を
開けておくという配慮を親はしたものでした。
68 マニュアルでホンネ消せると思うのかい?(作 坂東行和 顧問)2019.6.10
桜田前五輪相が4月、自党議員を「復興以上に大事」と発言して辞任。これを受けて自民党は5月「失言防止マニュアル」を配布したけど、桜田氏は
又もや5月29日に「出産放言」。そもそも、こんなマニュアル配布自体が党の劣化を示す証。同党議員が、女性は出産の「機械」だとか、出産は「国家
への貢献」だとか、LGBTは「生産性がない」とかの暴言を性懲りもなく繰り返すのは、それが元々ホンネだから。マニュアルで体質を変えるのは無理だね。
67 栄光も余生も打ち捨て死の諫め(作 吉武三和子 市民研究員)2019.6.7
元農林水産事務次官の息子殺人事件が話題です。エリート人生をすべて打ち捨てて暴力的な子どもを抹殺する心情に同情が集まっています。
子どもを世に生み出した親の究極の責任の取り方ともいえますが、この事態になるまでにもっと外部との連携でできることはなかったのかとも思います。
66 学校を避けて孟母は四遷し(作 坂東行和 顧問)2019.6.5
孟子は幼い頃、墓地近くの家では葬式ゴッコ、市場近くの家では商売ゴッコばかり。そこで母親は学校近くに三たび転居し、教育環境を改めたと
いう「孟母三遷」は昔の話。今では騒音が勉学を妨げるという理由などで、学校近くから引っ越したり、学校施設建設反対の住民運動が起こったり
して…。そう言えば、「学校の運動会がうるさい」という息子との口論が悲惨な結末を招いた事件(6月1日)、教育も複雑化しましたな。
65 令和とは「巧言令色・付和雷同?」(作 坂東行和 顧問)2019.6.3
新元号「令和」は一般に好評のようですが、「令」や「和」には色々な使い方がありますな。「巧言令色」は「言葉を飾り、心にもなく顔つきを和らげて、
人に媚びへつらう」意。「付和雷同」は「安易に他の説に賛成する」意。トランプに追従するアベ氏が「令和」という語を気に入ったのも「ごもっとも」だと
頷けますな。
64 「押し売り」をゴルフや相撲で接待し(作 坂東行和 顧問)2019.5.31
トランプ氏は「日本に戦闘機があと何機必要だ」と皮算用してアベ首相に一層の「爆買い」を勧めているね。農産物などの押し売りをも目論んで
いる海千山千セールスマンだ。ゴルフも晩餐会も大相撲も、安倍首相に付き合ってやっただけ。「有難く思え」と思っているよ。腹の中では「アメリカ
・ファースト」。こんな人を何故「国賓」として招いたんだろう。尤も費用は、アベさんのポケットマネーから出したわけじゃないものね)
63 ゴマすって世界に属国のお披露目し(作 坂東行和 顧問)2019.5.29
ゴルフ、炉端焼き、大相撲…と、物見遊山の幇間よろしくお供して、米国首脳との親密さを演出したつもりになったようだけど、地位協定、沖縄、
貿易、外交など肝腎の話は、はぐらかされ、米未臨界核実験の問題にも触れず、あの人、何しに来たのかな? 「米国の属国と見られる限り
日本の存在が重く見られることはないでしょう」とは、民放TVでの白井聡氏の論評でした。
62 病院に避難ヤケ酒飲むつもり(作 吉武三和子 市民研究員)2019.5.27
丸山穂高議員は「適応障害」で2か月間の入院だそうです。いつまでも避難できるわけでもないでしょうに。
61 次々とムネオハウスでの御乱行(作 松井真理子 代表)2019.5.24
週刊文春によると、丸山穂高議員の問題は、戦争発言だけではなかったようです。ロシア領土とされる地で女のいるところに外出させろ
だの大暴れ。このビザなし交流会があった場所は、あのムネオハウスだそうです。北方領土問題の重さを全く理解していないようです。
60 舞う座布団鋭い目で追う警護官(作 松井真理子 代表)2019.5.22
今週末来日するトランプ大統領が国技館で大相撲を観戦するようですが、土俵近くの升席に椅子を置いて座って観戦し、複数の警護官
が周囲について座布団が舞った場合に備えるそうです。敵はサブトン!貴賓席に座ってもらえばこんな苦労はないでしょうに。
59 景気指数良くても悪くても眉に唾(作 松井真理子 代表)2019.5.20
内閣府が先日発表した3月の景気動向指数は悪化しているそうで、「消費増税どころじゃない」という論調があちこちから聞こえてきます。
景気がいいと言われても疑問だし、悪いと言われると消費増税を延期したい思惑か?と、この政権が出す数字は素直に信用できません。
58 「戦争」と平気で言える平和ボケ(作 松井真理子 代表)2019.5.17
北方領土へのビザなし交流の訪問団に同行した日本維新の会の丸山穂高衆院議員は、元島民に対して、この島を取り返すのは
「戦争しないとどうしようもなくないですか」などと発言し、党から除名処分を受けました。戦争を知らない世代とはいえ、言語道断です。
57 「無条件」と言い出したわと北朝鮮(作 松井真理子 代表)2019.5.15
北朝鮮にあれだけ「最大限の圧力」「対話のための対話はダメ」などと言ってきた安倍首相が、急に「無条件で会談」と言い出しました。
拉致問題に全く進展がないので焦っているのかもしれませんが、北朝鮮は戦略性のない外交にあきれているのではないでしょうか。
56 品格は問わずトランプ土俵入り(作 松井真理子 代表)2019.5.13
優勝した白鵬が3本締めをして品格がないと大批判される一方、品格とは無縁のアメリカの大統領は、権力で土俵に上がらせてもらうようです。
55 改元の騒ぎに呑まれた鯉のぼり(作 吉武三和子 市民研究員)2019.5.10
例年なら、青空に鯉のぼりがそよぐシーンがメディアで取り上げられるものですが、今年はさっぱり。令和フィーバーで忘れられたようです。
54 超不敬の誤読伝える小メディア(作 松井真理子 代表)2019.5.8
前天皇の退位礼正殿の儀、安倍首相が国民代表挨拶の中で、「お二人がすこやかにあらせられることを願っていません」と言ったそうです。
「已(やみ)ません」を 「己(い)ません」と誤読したらしいですが、右翼は激怒し、大メディアはスルー、小メディアが伝えています。(動画もあります)
53 お父さんの預かり場もでき10連休(作 松井真理子 代表)2019.5.6
大阪なんば駅近くの難波御堂筋ホールが、10連休限定で「お父さん預かり」というサービスを始めたそうです。いろいろ考えるものですね。
52 居眠りもできぬ車内の両陛下(作 吉武三和子 市民研究員)2019.5.4
常に人に見られていて、片時も休まる時のない天皇・皇后。新天皇が即位されたものの、病気を抱えた雅子皇后が心配になります。
51 赤信号点滅始めた天皇制(作 松井真理子 代表)2019.5.2
「男系」が絶対条件だった天皇制ですが、悠仁さまに子どもがないか女の子だけだった場合、そこで天皇制は終わることになります。愛子さまが
天皇になって子どもができたとしても、男系ではないので、悠仁さまに皇位継承権が渡るので同じことであり、結局、女性天皇・女系を認める
しかないと思われます。長い天皇制の歴史なので、死ぬまでにそこまで見届けられたら面白いと思います。
50 暗かった前改元とは天地の差(作 松井真理子 代表)2019.4.30
このところテレビは祝賀モードの改元特別番組で浮かれています。昭和天皇の崩御の際は、自粛ムードでテレビは一様に暗かったものですが。
49 「寄り添う」も陛下と首相にみる落差(作 吉武三和子 市民研究員)2019.4.26
沖縄の対応をみるまでもなく、市民は真の心を見抜いています。
48 女性増平成最後の地方選(作 松井真理子 代表)2019.4.24
最近流行の「平成最後の」統一地方選挙が終わりました。均等法制定後まもなくスタートした平成時代らしく、女性議員や首長が増加しました。
47 可笑しうてやがて虚しい失言ショー(作 吉武三和子 市民研究員019.4.22
就任以来失言を連発したあげく、失職した桜田元大臣。憎めない人柄をワイドショーで面白がっていますが、政治家の無能は国民の悲劇です。
46 天皇も近鉄で行く伊勢神宮(作 松井真理子 代表)2019.4.19
天皇、皇后は、17日、退位に向けた儀式のため伊勢神宮へ。近鉄で行かれたそうで、四日市も通ったんだなーと、何となく親近感があります。
45 出たい人こんなにいると見るポスター(作 松井真理子 代表)2019.4.17
4月21日は四日市市議会議員選挙。41人も立候補者がいて、ポスター掲示板が横に長いこと!
44 失言が出るたびお里が知れる党(作 坂東行和 顧問)2019.4.15
被災地に対して、これ迄も、桜田氏の「放射性物資は東北に置けばいい」(13年)、石原大臣の「最後は金目でしょ」(14年)、今村大臣の「東北で
良かった」(17年)等々の暴言があったけど、今度は桜田大臣が「復興以上に大事なのは高橋議員」と暴言を吐いて辞任した。彼らは「舌足らずだった」
などと言い訳するが、「舌足らず」どころか政権党の「弱者切り捨て」体質をこれほど直截且つ雄弁に表明しているものはない。「思ヒ内ニ在レバ色外ニ現ル」
(『大学』だね)。
43 出所は「巧言令色」だったかも(作 坂東行和 顧問)2019.4.12
TV番組で本郷和人氏は、新元号につき、「令」は命令の令でもあり、論語の『巧言令色鮮シ仁』(口先がうまく、顔色和らげて媚びるのは仁を欠く)
という言葉にも通じると指摘した。首相の「万葉集から採った」云々との「巧言」が効を奏し、国書からの引用を「評価する」世論が84.6%(共同通信)、
おまけに、元号制定後の内閣支持率は5%増の47%(不支持35%)に達した(NHK)。しかし新元号は漢籍『文選』からの孫引きであること歴然だし、
万葉時代の「梅の花」の宴も中国発祥。とはいえ、アベ政治は「令色」だらけ(忖度もその1つ)だから、「令」の字が最も相応しいのかも。
42 選挙前イチロー利用のアテ外れ(作 坂東行和 顧問)2019.4.10
引退を発表したマリナーズのイチロー選手が、「令和1号」となる筈の国民栄誉賞を辞退したと、4月5日、官房長官が発表したね。01年、04年に
続く3度目の辞退だ。日米通算4367安打の偉業にもかかわらず、他への「忖度」なく、自己に忠実に「(将来)頂けるように励みます」と語る同選手
の求道的とも思える姿勢には、やりたい事は何でもやれると思い込んでいる安倍さんも、歯が立たなかったね。
41 「令和」より「万和」がいいとまだ思う(作 松井真理子 代表)2019.4.8
今回の6つの年号候補の中に「万和」というのがありました。「ばんな」という響きもいいし、何より「世界平和」のメッセージが伝わります。
ただ、出典が中国の古典であることや、「世界平和」では、安部首相が選びそうにありません。
40 「安永」や「安久」でなくて安堵する(作 坂東行和 顧問)2019.4.5
新元号決定。巷では「安倍総理の『安』の字が入らなくてよかった」「ホッとした」の声がしきり。でも、NHKの特番で岩田明子解説委員が「元号を
天皇が決めていた時と違って内閣や総理の価値観が元号に重なってくる」云々と、あけすけに「解説」していたからね。安倍総理を持ち上げたつもり
らしいが、これでは安倍氏も蘇我入鹿か弓削道鏡かといった扱いだ。巷の声も杞憂だったとは言いきれないよね。
39 「新時代」安部氏が創るわけじゃなし(作 坂東行和 顧問)2019.4.3
元号は、支配の正統性を示す上で、皇帝が空間だけでなく時間をも支配するという、古代中国由来の紀年法。新元号「令和」は、数多の原案を
官房長官が6つに絞り込み、最終的に閣議決定したところから総理は自ら「時代を支配できる」ような錯覚に陥ったのかな?「新時代」とか「花を咲
かす」とか「日本の国柄」だとか「国民の一体感」とか吹聴しているけど、「安倍一強」の専制君主気分でいるのだとしたら、易姓革命「令和の変」が
起こるかもね。
38 新元号歴史に顔だけ残る人(作 坂東行和 顧問)2019.4.1
菅官房長官。歴史に何の事跡も残さなくても、新元号の墨書を掲げたニュース映像だけは残りそう。「平成」の墨書を掲げた小渕長官(当時)につき、
竹下元首相は「私は歴史に事跡を残し、小渕は顔を残す」と言ったとか。凡庸でありながら「歴史に1回だけ登場する人物」というのがあるそうですが、
菅さんも歴史の1頁に、少なくともあのお顔だけは残りますな。何とも「おめでたい」事で…
37 無罪だと寝たきりで聞く目に涙(作 松井真理子 代表)2019.3.29
35年前に起きた殺人事件「松橋事件」のやり直し裁判で、熊本地裁は無罪を言い渡しました。服役を終えた男性は85歳。認知症も発していて、
法定にも行けませんでした。しかし、弁護団の報告に涙をうかべておられました。無理に有罪にした検察官の責任はとんでもなく大きいです。
36 現役28年支えた妻のにぎり飯(作 吉武三和子 市民研究員)2019.3.27
イチローが引退。会見で、妻が試合前に食べるおにぎりを2800個握ってくれた、3000個握らせてあげたかったと語りました。一部ではこれが妻の人生の
消費だという批判も出ているようです。2800個も握ってあげたくなる夫であれば、その妻に徹して支えることもまた人生では。
35 総理言う「女子教育」のキモ恐さ(作 坂東行和 顧問)2019.3.25
「女性が輝く社会」実現を掲げた国際女性会議(東京)開催。アベ総理は「女子教育推進」をG20サミット(6月)で「しっかり」提起したいと大見得
張ったけど、かつての「女性総活躍」の公約同様に口先だけかもね。それより「女子教育」モデルは、昭恵夫人やこれ迄の女性閣僚たちだとすれば、
アベさんの言う「教育」のモクロミが薄気味悪いね。
34 国保料納める苦労で病気増え(作 坂東行和 顧問)2019.3.22
アベ政権が18年4月から「都道府県化」した国保。その19年度「標準保険料率」に基づき市町村が改定した場合、国保料はモデル世帯につき、
全国8割の自治体で平均4万9千円の値上げとなるという(共産党の試算)。更に、消費税、医療費自己負担額、食料品などもUPとなれば、
庶民は国保料捻出の為にムリを重ね、受診をガマン。大勢が新たな病気を背負い込む事で、かえって国保財政を圧迫するかもね。
33 騒がせて申し訳ないとまた騒ぐ(作 坂東行和 顧問)2019.3.20
小室圭氏と秋篠宮・眞子嬢との縁談に圭氏の母親・佳代さんの借金トラブルが水を差しているね。フリー記者の某が「取材で騒ぎを大きくした罪滅ぼし
に」と称して、相手方の代理人として登場したけど、それがかえって新たな騒動を呼び起こした。「婚姻は両性の合意のみに基いて成立」(憲法24条1項)
するのだから、マスコミや世間がどうこう論評する筋合いのものじゃないと思うのだけど…
32 「他に適当な人」はいるのにいくらでも(作 坂東行和 顧問)2019.3.18
時事通信による3月世論調査で、安倍内閣支持率は前月比3.4㌽減の39.0%、不支持率は1.9㌽増の36.4%。支持の理由のトップは「他に適当な人
がいない」の20.7%でした。本当にそうなのかなあ。隣近所を見回しても、総理よりましな人なら何処にでも沢山居るよ。少なくともウソを言わない人なら。
31 コカインで「いだてん」足を引っ張られ(作 坂東行和 顧問)2019.3.16
NHK大河ドラマ「いだてん」に足袋屋の店主役で出演中のピエール瀧がコカイン使用容疑で逮捕され、尿検査で陽性反応が出たんだって。NHKの
ほかTBS、LIXIL,ソニーなど放送・芸能界で瀧の出演自粛を検討中だというが、只でさえ低視聴率に喘いでいた「いだてん」にとっては「泣き面に蜂」
の災厄。こうなれば、足袋屋の店主がどうあれ、勘九郎や役所広司らとスタッフ全員の「韋駄天走り」の完走を応援したくなる。かえって視聴率が上がっ
たりして…
30 奨学金受けたばかりに学成らず(作 坂東行和 顧問)2019.3.14
「奨学」とは」「学業をすすめ励ます」という意味。3月6日の参院予算委で吉良よしこ議員が「奨学金の返済に苦しむ若者が多い」として、受給率の
7年連続減少とバイト学生の増加を指摘、「アベノミクスで雇用が増えた」と誇れる事ではない」と、政府の認識を質しました。「奨学金」の厳しい取り
立てが《学業の足枷》になるとは! これでは、まるで「障学金」だね。
29 「もの言える組織にすべき」できるなら(作 松井真理子 代表)2019.3.12
3.11を振り返るニュースの中で、東京電力の職員が15mの津波を事前予測していたのに、上司が対応せず、部下も上司の判断を仕方ないとしていた
ことを問題視し、おかしいことをおかしいと言える組織風土に変える事が必要、と言っていました。問題を指摘するだけなら誰でもできます。
28 変装で目立たせるという奇策あり(作 坂東行和 顧問)2019.3.10
高野隆弁護士が、ゴーン氏を作業着で変装させ、軽ワゴン車で拘置所から保釈させたね。話題が沸騰すると、「私の計画・実行による変装劇は
失敗した。彼が築き上げた名声に泥を塗る結果となった」などと謝罪してみせ、国際的に報道されたよ。でも、海千山千のベテラン弁護士が、素人
っぽい変装を演出しておきながら「策略が裏目に出た」などと、見え透いた韜晦で、はぐらかすのも実は策略の内だったりしてね。
27 民主主義を土砂で埋める恐い国(作 坂東行和 顧問)2019.3.7
辺野古の新基地建設の埋め立ての賛否を問う県民投票は、住民個々人が、具体的で明確な問題提起に応えて、政治に直接参加し、意思表示
を行ったという事実において、日本の民主主義政治史上、画期的な実績を残しました。しかし首相は「真摯に受け止める」と言いながら、民意に逆らって
「土砂投入」を続行(2/27本欄川柳参照)。これは「民主主義の否定」に外ならず。平気でそれが出来るというその異常さが恐いね。
26 ビキニデー水着のショーかとコギャル問い(作 坂東行和 顧問)2019.3.4
3月1日、焼津市で「被災65年3・1ビキニデー集会」開催。46〜58年、米国がビキニ環礁で行った23回の核実験の中で、54年3月1日、
第5福竜丸ほか1400隻もの漁船が被爆した。翌年の第1回原水禁世界大会で反核運動は発展したけど、今なお安倍政権は「核の傘」に依存
して核禁条約に背を向けているよ。なお、現在、核兵器数は、北朝鮮の10〜20に対して米国は6450と桁違い。因みに、ビキニ型水着の名は、
その大胆な意匠を46年の原爆実験の破壊力になぞらえたもの。水着はともかく、被曝体験は風化させたくないね。
25 アンケート政策不支持で政府支持(作 坂東行和 顧問)2019.3.2
世論調査の回答で、改憲に反対、消費税10%に反対、辺野古埋め立て反対、原発再稼働反対、カジノ反対…などの政権党の政策を「支持
しない」層が多いのに、安倍さんの強気が続いているのは異常気象のようだね。
24 投票結果を真摯に受け止め土砂投入(作 松井真理子 代表)2019.2.27
圧倒的多数で辺野古基地建設に反対の民意が出た翌日、いつも通り土砂を投入して県民の神経を逆なでする政府の傲慢さ。
安部首相の「真摯に受け止める」発言に対して、津田大介氏は、「『真摯に受け止め』てないし、『基地負担軽減に向けて全力で取り組』んでないし、
『沖縄県民と対話を重ね』てないし、『今後県民と理解求めて全力で対話』するそぶりも見られないし、何というかコメントの全てがウソなのすごいと思う」
とツイートし、話題になっています。
23 ちゅら海と民意が埋め立て拒んでる(作 坂東行和 顧問)2019.2.25
沖縄県民投票で辺野古埋め立て反対が多数を占めました。菅官房長官は、県民投票の結果に拘泥しないなどと強気ですが、水深90mの海と
軟弱地盤とが、埋め立ての困難さを物理的に示しています。さあ、どうする?アベ総理
22 ノーベル賞トランプよりもわが憲法(作 吉武三和子 市民研究員)2019.2.22
安部首相は、同盟国の大統領に敬意を払ってノーベル平和賞に推薦したそうですが、自国の平和憲法には全く敬意を払わないのはなぜでしょう。
21 統計の標語も庶民の武器になり(作 松井真理子 代表)2019.2.20
統計不正が大問題になっているさなか、総務省が「統計の日」の標語募集を始めたので、面白い標語が続々応募されているそうです。「不景気も統計
一つで好景気」「合わぬなら作ってしまえ偽統計」「統計の耐えられない軽さ」「統計は答えを先に決めてから」「お上から鶴の一声好景気」・・・。
20 心にも海にも杭を打つ仕打ち(作 坂東行和 顧問)2019.2.18
辺野古新基地は、埋め立て面積の36.6%(56ha)が水深70mの軟弱地盤。埋め立てには、東京ドーム5.25杯分の砂と7.7万本もの杭とが
必要なんだって。「土地に杭は打たれても、心に杭は打たれない」は、昔57年当時の米軍砂川基地拡張反対運動の合言葉だったけど、今は「美(ちゅ)
ら海」にも県民(うちなーんちゅ)の心の中にも、平気で杭を打ち込んでくる政府の酷い仕打ち。2月24日はその賛否を問う県民投票の日…。
19 命より大事な国威という「悪夢」(作 松井真理子 代表)2019.2.16
18歳の少女の命より、金メダルという国威をまず考える現政権の発想は、安部首相が「悪夢」という民主党政権よりはるかに「悪夢」です。
18 「がっかり」は言う大臣と任命者(作 松井真理子 代表)2019.2.14
東京オリンピックの金メダル候補、池江選手の白血病公表には衝撃が走りました。それに対して「がっかり」と発言したオリンピック大臣が大炎上です。
17 なおのあとさらにと祝辞まだ続く(作 吉武三和子 市民研究員)2019.2.12
卒業式シーズンが近づいてきました。挨拶は短ければ短いほどいいと言われていますが・・。
16 チョコレート二兎に送って二兎が逃げ(作 吉武三和子 市民研究員)2019.2.8
義理チョコは淘汰されてきたようですが、本命が軽すぎるのも問題。
15 こうなると内閣支持率も嘘くさい(作 坂東行和 顧問)2019.2.6
厚労省「毎月勤労統計の不適切」問題の渦中、日経&東京TVの世論調査〈1/27)によれば、内閣支持率は何と53%に上昇しているんだって!
他方で、政府統計の信頼性を「信用できない」が79%に達していることからも、この支持率の高さは腑に落ちない。何しろ、偽装・改竄・印象操作が
今、永田町界隈で流行中だからね。僅か990人の回答を国民の総意のように扱う『日経』にも問題はあるけど。
14 雪化粧世俗忘れる富士の嶺(作 吉武三和子 市民研究員)2019.2.4
世俗では愉快ではないことが多いものの、雪を頂いた富士の姿には心が洗われます。
13 縁談に下世話がカネ目の水を差し(作 坂東行和 顧問)2019.2.1
秋篠宮家の眞子嬢と小室圭氏の婚約が延期されている中、圭氏の母親がその元婚約者から受けた400万円をめぐって「返せ」「返さぬ」とモメて
ますな。元婚約者が、圭氏の母親との金銭問題を、裁判所ならぬマスコミに訴え、明治天皇の玄孫(夕刊フジで)からネトウヨ(Webで)迄もが
「小室バッシング」で騒いでる。でも、母親のゴタゴタなどは、本来二人の恋路とは別問題。「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立」(憲法24条)
という市民社会のルールに立ち返っては如何かな?
12 火をつけろと命じた市長に火がついた!(作 坂東行和 顧問)2019.1.30
明石市長が市内の国道2号線拡張工事で立ち退かない地権者らの建物を「燃やしてこい」と市職員に命じた2017年当時の暴言テープが公開され、
パワハラ問題としても炎上。市長は謝罪したが、「すみませんで済むか」と職員を罵倒したのが、そのまま市長に返ってくるね。
11 統計不正だけと思えぬ不信感(作 吉武三和子 市民研究員)2019.1.28
厚労省の基幹統計「毎月勤労統計」の不正は、行政への信頼を大きく揺らがす問題です。安部政権になってから、公文書の偽造など、あまりに
問題が続くので、問題はこれだけではないだろうと思うし、その根っこはどこにあるのか考えてしまいます。
10 八連敗しても辞めないトップあり(作 坂東行和 顧問)2019.1.25
横綱・稀勢の里は九州場所で4連敗、続く初場所でも初日から3連敗。ついに1月16日、引退を表明したね。ところで、政府は首相自ら「成長戦略」
として原発輸出の大勝負に出ていたけど、米、越、台、トルコ、リトアニア、ヨルダン、アラブ首長国連邦、英国相手の土俵で8連敗。
それでも世耕経産相は18日、原発輸出を継続するんだとさ。原発依存症、救いがたいね。
9 JOC五輪の金(キン)をカネとよみ(作 坂東行和 顧問)2019.1.23
オリンピック関連のニュースが、「金(キン)幾つ?}」ではなく、誘致をめぐっての「金(カネ)幾ら?」の話題で燃え上がっているのは、やりきれないね。
新自由主義の下、IOCの舞台裏でもカネが動くのだとすれば、ソラ恐ろしい。IOCが求める五輪のモット―のうち「より高く(Altius)」というのは、
カネのことだったのかな?
8 オリンピック盛り上がらない大河まで(作 松井真理子 代表)2019.1.21
東京オリンピックは、競技場の設計問題、エンブレム盗作問題など数々のトラブルがありましたが、年末からはIOCの竹田委員長のワイロ疑惑を
フランスが取調べています。NHKが盛り上げようと2019年の大河ドラマをオリンピックものにしましたが、最初から視聴率が低くずっこけています。
7 内閣府エンマ庁をも仕切りたい(作 坂東行和 顧問)2019.1.17
嘘をついたら閻魔庁で「舌を抜かれる」そうですな。しかしアベ政権の下で、森友への国有地売却公文書改竄に始まって、近頃では、裁量労働制
の労働時間や失踪外国人技能実習生聴取票のデーター捏造、更には12月に発覚した「毎月勤労統計調査」のかさ上げなど「ウソ偽り」が蔓延
しています。それでも平気で」居られるのは、内閣府が、アベの舌を守る為に、既にエンマ庁の人事に介入済みなのかもね。
6 真実はロシア政府から聞かされる(作 松井真理子 代表)2019.1.15
日露外務省会談後の共同記者発表を、日本側が断ってきたとロシアの報道官が暴露。国内向けに都合が悪いことを隠ぺいする日本政府より
ロシア政府の方が、日本市民の情報源としては確かそうです。
5 叱られて北方領土は遠くなり(作 松井真理子 代表)2019.1.12
北方領土交渉をめぐる安部首相の発言に対し、ロシアの外務事務次官が駐露大使を呼び出して「日露首脳の合意を乱暴に歪め、両国の
世論をミスリードするもの」と抗議。領土がまた遠くなったようです。
4 ゴーン勾留でバレた司法もガラパゴス(作 松井真理子 代表)2019.1.9
50日間も勾留されているゴーン氏が、勾留理由の開示を求めて出廷しました。罪を認めるまで拘束するという日本の「人質司法」は、ゴーン氏が
国際的な著名人であるだけに、海外のメディアから批判的に報道されています。世界から取り残されているのはガラケーだけではないです。
3 高すぎて命縮める国保料(作 坂東行和 顧問)2019.1.7
平均年収以下の200~300万円所得でも、40万円超の負担を強いる国保料。17年度全加入世帯の15%が高すぎて払えずに滞納
(厚労省調べ)。受診を控えて病状悪化する例も多く、国民の命を守る国保が、その負担で逆に命を縮めている皮肉な現実。因みに、18日
閣議決定の「中期防」では空母などの予算は27兆円超ですが、国保料の協会けんぽ並みへの軽減は1兆円で済む由(小池晃議員調べ)。
国民の命を本気で守ると言うなら、違憲の攻撃型空母などではなく、国保の負担軽減こそがキモですな。
2 亥の年の三が日から地震あり(作 松井真理子 代表)2019.1.4
亥の年は天災が多いそうですが、正月3日から熊本で震度6弱の地震発生。不気味な年明けです。
1 亥の年に改憲へ「猪突」という無謀(作 坂東行和 顧問)2019.1.1
「猪突猛進」を「勇往邁進」と同じような良い意味に使う人も多いようですが、本来は「周囲のことや状況を考えずに、一つのことに向かって猛烈な
勢いで突き進む、向こう見ずな行為」を批判的な意味を含む言葉です。イノシシの年だからと言って、アベさんが前後の見境なく「憲法破壊」に
向かって「猪突」するとすれば、それは愚行というほかありませんな。