01 人権・市民共育 
個人の成熟

力強い市民社会のためには、一人ひとりが多様性を尊重し、人間の尊厳を理解することが不可欠です。
このため、設立以来、SSKの一丁目一番地の事業として人権研修や市民教育に取り組んできました。

人権(研修・調査・教材作成)

20年間、県内各地のさまざまな人権学習の場に呼ばれ、約500か所、約1万5千人に対して研修を行いました。

地域の人権学習支援

人権関係のイベント参加

各種教材作成

共育ディベート

ディベートは、根拠に基づく論理的思考や異なる意見を聴く力を鍛えるため、特に初期は積極的に取り組みました。

四日市大学と連携した大会

中日新聞 2010年3月21日

大人の共育ディベート大会

市民共育道場

時事的なテーマについて、自分の意見を出し合う機会はなかなかないものです。やり方は折々変えながらも、20年間継続して取り組んできました。

新聞を使って学ぶ会

研修旅行

2005年のイギリス旅行から始まり、特に初期は毎年のように会員対象の研修旅行を行いました。近年はスタッフの研修旅行を行っています。(韓国・静岡)

2024年静岡(静岡方式の研修)

2008年 信州(おやきとの出会い)

2010年 韓国(社会的企業研修)

02 地域のつながり 
社会的包摂のしくみづくり

さまざまな課題を抱えた人が増えている今、だれ一人取り残さない地域づくりがきわめて重要です。
このためSSKは2021年度から、市民のつながりの網をつくる事業に着手しました。

2021年度 生活困窮・社会的孤立への政策提言事業((一社)中部圏地域創造ファンドの休眠預金活用事業)

生活困窮者を対象に、①無料の食事提供(週2回)を行いその場での対話(インタビュー) ②四日市市の生活困窮者窓口でのアンケート調査 の2つの調査を行い、生活困窮者の現状把握と政策提言を行いました。
8つの政策提言の第1は、「四日市ぐるみの居場所ネットワーク」でした。
なお、この調査で一人暮らしの生活困窮者のうち、近所と全くつきあいのない人は約80%にものぼりました。

生活困窮者への無料の食事提供と対話風景

関係行政各課とNPOとの政策対話と政策提言書

2022年度 地域のキーパーソンによる「つながりの仕事おこし」事業(2021年度と同じ)

働くことが難しい人に対して、地域の顔の広いキーパーソンが「仕事おこし人」として、仕事探しに協力する事業。
7人の仕事おこし人が任命され、29件の依頼に対し、23社・15種の仕事を紹介していただきました。

当事者と仕事おこし人との面談

マッチング成功事例の発表

2023年度 地域ぐるみの「つながり」づくり事業(WAM助成)

ひきこもり等のさまざまな難しさを抱える人の居場所のあり方を検討しました。「ゲーム」をつながりのツールとして活用するとともに、「つながりのプラットフォームをつくる」ことの重要性がシンポジウムで確認されました。

ゲーム指導者の川北輝さん

メタバースの活用も試行

2024/2025年度 地域のつながり強化事業(四日市市委託。重層的支援体制整備事業)

さまざまな課題を抱える人を、地域のつながりによってだれ一人取り残さないという 「重層的支援体制整備事業」の一環として、四日市市から受託しました。9つの分野のキーパーソンによって、「四日市居場所ネットワーク」とマークができました。

居場所キーパーソン会議

分野を超えた居場所交流会

03 ネットワーク型中間支援組織との連携 
市民社会影響力の向上

力強い市民社会のためには、社会課題に自発的に取り組む市民活動団体のつながりが極めて重要です。
SSKは、「NPOのネットワークによる中間支援組織」をつくるという、ユニークな取り組みをしてきました。
 
団体名 設立年 SSKの役割 活動エリア 活動内容
四日市NPO協会
(四日市NPOセクター会議)
2006 事務局 四日市市 ・NPOプレゼン大会/政策提言
・NPOの成長の相互支援
公益財団法人
ささえあいのまち創造基金
2012 事務職 四日市市
三重県
草の根の市民団体に対する金、もの、人材による支援
NPO法人
みえNPOネットワークセンター
2011 事務職 三重県 県内各地の中間支援組織のつながりによる市民社会の強化
東海市民社会ネットワーク 2016会員
(元事務局)
東海3県 ・地域と世界の課題をつなぐ
・政策提言
・政策対話

2005年に市内NPOへニーズ調査を行い、2006年3月「四日市NPOセクター会議」創設(48団体参加)。なやプラザの指定管理、市議会議員有志との市民協働研究会、人財ポケットなどに取組みつつ、「四日市NPO協会」と改名。その後、2012年にささえあいのまち創造基金を立ち上げたのを契機に、活動を停止。2024年、NPO9団体が集まり、「NPOプレゼン大会」の実施を目的に「四日市NPO協会」を再結成しました。

市長に対し、市民協働条例案を議員と共同提案(2006)

市長へささえあいのまち創造基金立ち上げへの協力要請(2012)

NPOまちづくりプレゼン大会(2025)

ささえあいのまち創造基金は、三重県の「新しい公共を支える資源循環の基盤づくり事業」の成果として、2012年12月に設立されました。設立時は四日市市自治会連合会と四日市NPO協会の共同代表制をとり、全国的にも注目されました。2013年から毎年1回、市民の寄付金を市民活動団体に配分する事業を行い、これまで約3500万円を約220団体に配分しています。

ささえあい基金公開配分風景

ささえあい基金公開配分風景

2011年に、三重県各地の民間中間支援団体により結成しました。その後、みえ県民交流センター(みえ市民活動ボランティアセンター)の指定管理を通じた、県内の市民活動の活性化に取組んでいます。

県内中間支援団体で結成

みえ県民交流センターで活動

2016年に、G7民間伊勢志摩サミットと並行して実施した「市民の伊勢志摩サミット」を契機に結成。愛知・岐阜・三重のNPOとNGOが参加し、地域と世界をつなぐ活動や政策対話に取り組んでいます。

04 その他

市民社会川柳

「笑い」「風刺」は昔から市民の武器でした。この精神で2005~2023年まで、ホームページでほぼ毎日「市民社会川柳」を掲載し、人気を博してきました。しかし、当初から中心的な詠み手だった二人(坂東行和顧問・吉武三和子会員)が死去と高齢により投句できなくなったため、2023年末で終了しました。

年間ベスト1(作者)
2005 評価する人の評価を誰がする(松井真理子)
2006 改革で変わる予感がない不幸(吉武三和子)
2007 教師にもいじめがあって不登校(坂東行和)
2008 新人類真珠湾とは伊勢ですか(吉武三和子)
2009 悪政のルーツたどれば有権者(吉武三和子)
2010 職歴欄パート・派遣を書ききれず(坂東行和)
2011 一瞬に町が流れる自然力(吉武三和子)
2012 変人を集めて強しNPO(金 憲裕)
2013 歴史家が判断する頃俺いない(坂東行和)
2014 積極がついて不安な平和主義(吉武三和子)
2015 使い捨て昔は消費今雇用(坂東行和)
2016 「主要国」などと他国に失礼な(吉武三和子)
2017 ミサイルはアラーム鳴る頃通り過ぎ(坂東行和)
2018 「責任は私にある」が何もせず(松井真理子)
2019 化学賞栄誉も国は化石賞(坂東行和)
2020 1年間「コロナのせいで」と言い続け(松井真理子)
2021 強いられた自粛を自粛という不思議(坂東行和)
2022 「貯蓄から投資」あとは自己責任(松井真理子)
2023 よく転ぶ元気な子どもとお年寄り(吉武三和子)
2024 停止
 

地域貢献活動

原爆の日のため折り鶴を市に寄贈
(ほくサポ)

食品ロス削減の取組
(伊勢おやき本舗)(スプラウト)

地元商店街とのつながり

地元商店街でのさまざまなイベントに積極的に協力しています。

商店街の福引への協力

諏訪交流館イベントの協力

大四日市まつりの協力

スプラウトを生かした地域貢献

地域の方々の居場所として、カフェをさまざまな形で活用しています。

地域の方の歌声喫茶

各種大学生の研修の受入れ

他団体(四傾聴)の会場提供