第3号議案 
                2005年度事業計画  
                    200541日から2006331日まで)

1 基本方針
(1)200541日にNPO法人格を取得したことから、団体としての本格的な活動を展開し、
   社会的な影響力を高める。

(2)市民社会研究所の原点である、市民社会の基盤をつくる事業について、効果的な手法、
   内容を開発する。

(3)NPOをセクターとして強化するため、推進役としての役割を果たす。
(4)行政に対して積極的に政策提言等を行い、「新しい時代の公」の具体化に向けて独自の
   役割を果たす。

(5)市民社会研究所の独自性を明確にするとともに、独自財源を生み出すオリジナルなソフト
   を開発する。

(6)他団体、行政、議会、大学等とのパートナーシップを重視するとともに、多くの市民を
   巻き込み、支持される内容であることに努める。


2 事業計画
(1)市民社会の基盤をつくる事業
  @市民共育道場
      市民社会の基本的かつ重要な問題について、話し合い、考えることによって、市民が育ち
    あう訓練の場を提供する。
・年10回程度
  A住民自治・シチズンシップ教育開発(四日市大学との協働)
      住民自治組織を担う人々が、住民自治を担うために必要な知識や技能を備えるため、また
    社会に対して主体的に参加する市民、人権意識の高い市民、多様な価値観と共生できる
    市民など、新しい時代を担う市民を育成するため、住民自治・シチズンシップ教育について
    四日市大学総合政策学部との密接な連携のもとに、地域のニーズに合った教育プログラム
    を開発する。

   B市民が主役の人権啓発研究(三重県人権同和室との協働事業)
      外国人、女性、高齢者、障害者、同和問題など、特別の領域の人への差別をなくすだけで
    なく、価値観が多様化している現代社会において、さまざまな考え方を偏見なく受け入れ
    対等な立場で話し合うためにも、市民が相互に率直に話し合い、考えることによって、
    人権の重要性を心から納得できるような、市民が主役の人権啓発のあり方を、四日市市
    常磐地区をモデルに研究する。


(2) NPOセクターの発展に関する事業
   @四日市市NPOセクター会議の創設
       四日市市内のNPOが共通の課題について議論・研究するとともに、セクターとしてまと
    まった声をあげる場として、「四日市市
NPOセクター会議」の創設に向けて推進役を果たす。
   A三重県NPOセクター会議設置検討
       同上の趣旨で、三重県内のNPOの中間支援団体に対し、「三重県NPOセクター会議」の
    設立を働きかける。


(3) 自治体と市民の関係を向上させる事業
   @四日市市民自治基本条例学習会
       同条例の推進について、新しい議長のもと、四日市市議会と市民の意見交換会を開催する
    とともに、議会と市民の関係のあり方等について継続的な調査研究を行う。

   Aパブリック・コメントの研究
       四日市市では、市民自治基本条例の内容を具体化するものとして、パブリック・コメント
    条例を策定中であり、このプロセスに主体的に参加し、住民にとってよい条例となるための
    市民参加による研究・提言を行う。

   B市民参加の公務員研修開発
       現代における公務員のあり方を、市民参加で検討する場を設定するとともに、それに基づ
    く職員研修はどうあるべきか、行政と市民が協働して開発する。

      ア)市民参加の県職員研修(県政策開発研修センターとの協働)

      イ)県職員の
NPO体験研修(県NPO室、県政策開発研修センターとの協働)
             2006年1〜2月、県内6箇所
   C「新しい時代の公」の具体化を図る事業(県企画開発室との協働)
        県が進める「新しい時代の公」の具体化に向けた事業を行う。
   Dわかりやすい公共文書の研究
     
公共領域における文書が誰でも理解できる「ユニバーサル日本語」で書かれることを
     提唱する三重大学の森助教授のもと、関係行政機関との連携を図り、その具体化に向け
     た研究と提言を行な


(4) 海外研修 
        毎年3月第3週、イギリス市民社会研修を定例化し、議員・公務員・NPO・自治会関係
     者などに参加を呼びかける。

            78日、 15人程度

3 体制の整備
(1)組織の充実
     @市民モニター : 300人程度に拡充する。
     A市民研究員  : 制度の構築を図る。
     B専門研究員  : 体系的な充実と専門家会議の実施を行う。

(2)情報提供・情報交換
     @会報の発行
     Aホームページの充実
     Bメーリングリストの積極的な活用
     Cくだまきサロンの定例実施